指輪。
指輪をつけない楽器奏者のかた、多いですね。私の知っている限りでも、結婚指輪を敢えて右手につけているファゴット奏者さんは良く見かけます。その他の楽器でも、左手につけなかったり、まったくつけてない人も多いですね。指そのものが気になる場合、楽器を傷つけたり、ぶつけた時に音が出てしまうのが嫌など、様々な理由があるようです。私は結婚してからすぐ楽器と離れていたので、その間はもちろん結婚指輪をつけていたんですが、つけている間にどんどん体重が増え…(笑)そう簡単には抜けない感じになっていたので、もう体の一部みたいにつけっぱなしにしてました。楽器を再開して一番苦戦したのが、左手の可動性。利き手ではないということもあるのか、かなり鈍っているように感じました。産後、ばね指のようになっているなと感じることもあったし、在宅の仕事をしている時にどうも頚椎を痛めてしまったらしく、日によっては左手の指まで痺れてしまうことが多々あり。そんな中での再開だったので、左手、特に薬指と小指の動きの鈍さにはかなり悩みました。それも狙い打ちするように基礎練習を重ねることで、多少はマシになってきましたが。腱がこわばってしまっているのか、狙い打ちでみっちりやった後は腱鞘炎のような痛みが残ったりなど。ああ年齢って怖いなーなんて思ったりしてました。もともと指のまわりはそこまで良くない方でしたが、適切にさらえば結果はついてくるということは私でもわかります。ここ最近はややこしいパッセージの曲もちょこちょこやるようになっていたので、もっと結果が出やすくなるよう、思い切って7月から楽器を吹くときは指輪を外すことにしました。で、どうなったかというと「多少よくなったかな?でもよくわからない」という程度。結局つけたり外したりしてるのがよくわからないのかもしれないです。というわけで、この秋から完全に指輪を外すことにしました。つけ外しを頻繁にやっていて、なくしても嫌なのでね。何言われるかわからないし。(笑)で、もう2ヶ月ぐらいになるかと思いますが、腱のこわばりみたいなのがまったくなくなりました。全てが指輪のせいだったとは思いたくないですが、だいぶマシな気がします。苦手な左手のクロスフィンガリング連発パッセージもさらえばまあ出来ます。とりあえずこわばりみたいなのがまったくなくなったので、それだけでももう指輪つけるのには戻れないかも…。私の場合右手の可動性は復帰前と変わらずなのですが、右手の指のほうが太いらしく、指輪は入りません。なのでこれからも外したままで行きます。指が回るようになったといえども、まだまだ。指のこわばりがなくなったので言い訳も出来なくなりました。歳を重ねればそれだけ体の反応も鈍ってくると思いますので、これからももっともっと指が回るように努力しないとです。しかし、年月って怖いですねー2ヶ月外しっぱなしなのに、今も指にはくっきり指輪の跡が…。これってきっと取れないんでしょうねぇ…。やだやだ。
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